浜木綿子さんと言えば、元宝塚歌劇団雪組のトップ娘役として、そして退団後は数々のドラマや舞台で活躍する実力派女優として知られています。
しかし、彼女の波乱に満ちた結婚生活についてはあまり知られていないかもしれません。
今回は、浜木綿子さんの元旦那である故二代目市川猿翁（当時は三代目市川猿之助）さんとの結婚、そして離婚に至るまでの経緯や、その後の人生について詳しく見ていきましょう。
結婚から離婚までの経緯
浜木綿子さんと三代目市川猿之助さんの結婚は、1965年のことでした。
当時、浜木綿子さんは30歳、猿之助さんは26歳。
宝塚出身の人気女優と、歌舞伎界の若き星との結婚は、大きな話題を呼びました。
結婚の翌年には長男・香川照之さんが誕生し、幸せな家庭を築いているように見えました。
しかし、わずか3年後の1968年、二人は離婚することになります。
離婚の主な理由は、猿之助さんの不倫でした。
相手は日本舞踊家の藤間紫さん。
猿之助さんは藤間紫さんとの関係を続けており、これが浜木綿子さんとの離婚につながったのです。
また、歌舞伎界と宝塚という異なる芸能文化の違いも、二人の溝を深める要因となったと言われています。
市川猿翁の波乱万丈な人生
二代目市川猿翁（当時の三代目市川猿之助）さんは、1939年12月9日生まれの東京都出身です。
7歳で初舞台を踏み、23歳で三代目市川猿之助を襲名するなど、幼少期から歌舞伎界で頭角を現していました。
「歌舞伎界の革命児」と呼ばれた猿翁さんは、伝統を重んじる歌舞伎界に新風を吹き込みました。
特に「スーパー歌舞伎」の創始は、彼の代表的な功績の一つです。
現代的な演出や斬新な解釈を取り入れることで、歌舞伎を若い世代にも親しみやすいものにしたのです。
しかし、猿翁さんの人生は決して平坦ではありませんでした。
若くして父と祖父を立て続けに失い、「梨園の孤児」と呼ばれるなど、多くの困難を乗り越えてきました。
そんな逆境をバネに、エネルギッシュに活動を続けた猿翁さんは、歌舞伎俳優としてだけでなく、俳優・演出家としても幅広く活躍しました。
浜木綿子の離婚後の生き方
浜木綿子さんは、離婚後シングルマザーとして長男・香川照之さんを育てながら、女優として第一線で活躍し続けました。
子供のために働かなければいけないと離婚して覚悟が決まりました。
引用元：女性セブンプラス
再婚することなく、女手一つで息子を育て上げた浜木綿子さんの強さは、多くの人々の尊敬を集めています。
舞台やテレビドラマで数々の名演技を披露し、宝塚時代の経験を活かした品格ある演技は高く評価されました。
「おふくろシリーズ」や「女監察医・室生亜季子シリーズ」など、ヒット作にも多数出演しています。
現在も東京都内の閑静な住宅地で暮らす浜木綿子さん。
プライバシーを大切にしながらも、時折舞台に立つなど充実した日々を送っているようです。
まとめ
浜木綿子さんと二代目市川猿翁さんの結婚と離婚は、芸能界の大きな話題となりました。
二人の離婚後の人生は、それぞれ異なる道を歩みながらも、芸能界で大きな足跡を残しています。
猿翁さんは歌舞伎界の革新者として、浜木綿子さんは強い母として、そして実力派女優として、それぞれが輝かしい人生を送りました。
二人の波乱に満ちた人生は、多くの人々に勇気と感動を与え続けているのです。
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