共働き夫婦の喧嘩、仲直りのきっかけは「子ども」だった|言い方にカチンとくる日の乗り切り方

夫婦喧嘩のあと、仲直りのきっかけは。2つのマグカップのイラスト

夫婦喧嘩をしたあと、あの気まずい空気をどうやって元に戻していますか。共働きで子どもがいると、ゆっくり冷戦している余裕なんてない——それが当時の我が家のリアルでした。

当時、結婚5年目。4歳と1歳の子どもを育てながら共働きをしていました。この記事では、我が家の夫婦喧嘩の原因と、仲直りのきっかけ、そして「腹が立つ気持ちをどう扱っていたか」を、正直にお話しします。同じように毎日をまわしている夫婦の、参考になれば嬉しいです。

目次

夫婦喧嘩の原因は「内容」より「言い方と余裕のなさ」

振り返ってみると、我が家の喧嘩は、話の中身そのものが原因ではないことがほとんどでした。

きっかけは、たいてい言い方や態度にカチンとくること。同じ内容でも、言い方ひとつで「なんでそんな言い方するの」と一気に火がつく。そしてもうひとつが、お互いが疲れて余裕がないとき。仕事と育児で消耗しきった夜は、普段なら流せる一言が、どうしても流せませんでした。

食卓に置かれた2つのマグカップと観葉植物のイラスト

つまり、悪いのは相手の言い分ではなく、お互いに余白がなかっただけ。冷静なときにそう気づいてから、少しだけ喧嘩の見え方が変わりました。

いちばんカチンときたのは「めんどくさそうな態度」だった

我が家で私がいちばんカチンときたのは、強い言葉を言われることよりも、めんどくさそうにあしらわれることです。

こちらは真剣に相談しているのに、ふっとため息をつかれる。「うん」「あとで」と気のない返事で流される。面倒くさそうな空気を出される——。内容にはひとつも反論していないのに、その態度だけで、こちらの気持ちは一気に冷えていきました。

今振り返ると、夫も疲れていて、そこまで悪気はなかったのだと思います。でもその瞬間の私には「私の話はその程度なんだ」と受け取れてしまっていました。夫婦喧嘩の火種は、言葉そのものより、こういうちょっとした態度にあるのだと感じます。

仲直りのきっかけは、いつも「子ども」

では、どうやって仲直りしていたのか。我が家の場合、答えはシンプルでした。子どもがいるから、自然と元に戻る。

ムスッとしたまま黙っていても、子どもは容赦なく「ママ、これ見て」「パパ、あそぼう」と割り込んできました。子どもの前でピリピリした空気を出したくないので、こちらも自然と普通の顔に戻る。気づけば、ごはんの支度や寝かしつけの段取りを、いつもどおり相談している——そんな流れでした。

「ちゃんと話し合って解決」ではないけれど、子どもが2人の間の空気をゆるめてくれる。共働き子育て世帯の仲直りは、案外こういう形が多いのではないかと思います。

気まずい時間は、だいたい「その日のうち」に終わる

我が家の気まずい時間は、長くても半日から、その日のうち。夜寝る頃には、たいてい普通に戻っていました。

何日も冷戦を続ける夫婦の話も聞きますが、子どもがいる共働き家庭では、正直そんな余裕はありませんでした。翌朝の保育所の準備、夕飯の相談、寝かしつけの分担。生活を回すために話さなければならないことが山ほどあって、黙っていられなかったのです。

あの頃は「ちゃんと話し合って解決していない」と気になっていました。でも今は、引きずらないこと自体が、我が家に合ったやり方だったのだと思っています。

正直に言うと、生活を回すために気持ちを抑えている

もう少し正直な話もさせてください。

我が家では、子どもの保育所の送り迎えを夫が担当してくれていました。ありがたいことですが、裏を返すと、喧嘩したままだと送ってもらえないかもしれない、そうなると私が仕事に行けなくなるということでもありました。

だから私は、腹が立つ気持ちをぐっと抑えて、翌朝は普通に話すよう心がけていました。感情より、生活を回すことを優先する。少し情けないような気もするけれど、それが当時の共働き家庭のリアルだったと思っています。

子どもの前で喧嘩してしまった日のこと

基本的に、子どもの前では言い争わないようにしていました。夫婦の問題を子どもに背負わせたくなかったからです。

それでも、つい見せてしまって後悔したことが何度かあります。お互い疲れきった夕方、声のトーンが少し尖ってしまったとき。長男が急に静かになって、こちらの様子をうかがうような顔をしていたことがありました。あの表情を思い出すと、今でも胸が痛みます。

子どもは、言葉の意味が分からなくても、空気の変化にはとても敏感です。だからそういうときは、あとで長男に「さっきはママたち、大きい声を出してごめんね。もう仲直りしたから大丈夫だよ」と伝えるようにしていました。

完璧に隠すことはできません。でも「喧嘩しても、ちゃんと仲直りできる」と見せられたら、それはそれで意味があったのかもしれない、と今は思っています。

ちなみに、喧嘩の火種が「余裕のなさ」だと気づいてから、そもそも余裕をつくることのほうが大事だと思うようになりました。その意味で当時気になっていたのが家事代行です。ただ正直、料金は1時間3,000円ほどで、結局あの頃は頼まずじまいでした。

でも、週の半ばに1回だけと考えれば、検討する余地はあると思います。家事の負担が減れば、そのぶん気持ちにも余白ができるはずなので、今まさに余裕がないという方にはおすすめしたいです。

飲み込むだけにしないために、意識していること

ただ、我慢して飲み込むだけだと、モヤモヤは確実にたまっていきます。だから当時は、こんなことを意識するようにしていました。

その場では流して、落ち着いてから伝える。感情が高ぶっているときの話し合いは、たいてい二次被害を生みます。数日たって冷静になってから「この前の言い方、ちょっと寂しかった」と伝えるほうが、ずっと届きます。

相手を責めず、自分の気持ちとして伝える。「なんでいつもそうなの」ではなく「私はこう感じた」と言い換えるだけで、相手も身構えずに聞いてくれます。

疲れている日は、話し合いをしない。お互い余裕がないときに話しても、こじれるだけ。「今日はもう寝よう」と決めてしまうのも、立派な選択です。

その場は流してもいい。でも、飲み込むだけにしない。

同じように、気持ちを飲み込んでいるあなたへ

もし今、生活を回すために自分の気持ちを抑えている方がいたら、伝えたいことがあります。

その場を丸くおさめられるのは、あなたが弱いからではなく、家族の生活を守っているからです。それはとても立派なこと。ただ、いつもあなただけが飲み込む必要はありません。落ち着いたときに伝える、それでも苦しいときは誰かに話す。自分の気持ちも、同じくらい大切にしてくださいね。

それでも気持ちの整理がつかないときは、家族以外の誰かに話してみるのも一つの方法です。公認心理師に自宅から相談できるオンラインカウンセリングなら、誰にも知られずに、自分のペースで話せます。

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まとめ

共働き・子育て中の我が家の夫婦喧嘩と、仲直りのきっかけについてお話ししました。

原因は「言い方」と「余裕のなさ」。仲直りのきっかけは「子ども」。そして、その場は流しても、落ち着いてから気持ちは伝える。完璧な話し合いができなくても、毎日を一緒にまわしていければ十分だった——今振り返っても、そう思います。

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